龍蔵城
龍蔵城(ヨンジャンソン)は、高麗時代の三別抄(サムビョルチョ)が珍島を本拠とし、官軍やモンゴル軍と交戦したお城です。現在のお城のほとんどは原型ではなく、城跡が部分的に残されたもので、城内の龍蔵寺址や行宮址が保存されています。 高麗第24代目国王「元宗(ウォンジョン)」時代にモンゴル軍の侵入を受け、屈辱的な講和条約を結んだ後、開京(ケギョン)へ還都しました。これに反対した三別抄軍は、元宗の親戚「温(オン)」を国王に推戴し、珍島で抵抗しましたが、その時に高麗の将軍「裵仲孫(ぺジュンソン)」率いる三別抄軍が対モンゴル戦争(1270~1271)の本拠地として使用したのがこの龍蔵城です。
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